あなたのその足のむくみ、水分を取りすぎたからむくんでいると思っていませんか?

あなたのその足のむくみ、水分を取りすぎたからむくんでいると思っていませんか?

例えば

夕方になると足ががぱんぱんにむくんで歩くと重たくてだるく感じたり…
朝起きたら、目が腫れぼったくなるほどむくんでいたり…

むくむと実際に体重は1~2kg増えてしまいます。嫌ですよね。

むくむのが嫌だから、お水を摂るのを控えているという方がたまにいらっしゃいますがそれは間違いです。

実は、そのむくみは水分を取りすぎたからのではなく、反対にからだの水分不足が引き起こしているのかもしれないのです。

心当たりはありませんか?
水分を摂った方がむくみがすっきりする場合もあるのです。

今日はなぜ水分が不足するとむくむのかお話ししますね。

あなたの身体の水分はどれくらいでしょう。

まず、身体の水分が足りないと次のような症状がでます。

✔️ 便秘である

✔️ 頭痛がする

✔️ 肌が乾燥している

✔️ 肌荒れがある

✔️ 尿の色が濃い

✔️ トイレに行く回数が少ない(1日5回以下)

✔️ 尿の量が少ない

✔️ 倦怠感がある

✔️ 肩こり、腰痛がある

✔️ 冷えがある

あなたはいくつあてはまりましたか?

2つ以上あったら、水分不足だと思ってください。

人間の身体の水分

人間の身体の約60%は水分でできています。そのうち細胞の中に3分の2、細胞の外に3分の1に水分は分布しています。

細胞の外にある水分は体内を循環する血液とリンパ液、細胞と細胞の間に存在する細胞間液に分けられています。

身体から出て行く水分の量

私たちは毎日している息、皮膚、尿や便から少なくとも1日に2300ミリリットルもの水が体外に排出されています。

この出ていった分を補給しなくてはいけないのです。

むくみの仕組み

身体の水分は血液によって身体のすみずみまで運ばれます。血液は毛細血管からしみ出て酸素や栄養素を細胞間質液として細胞に届けます。そして細胞の代謝によってできる二酸化炭素や老廃物を毛細血管に戻ります。

むくみは何らかの原因により、毛細血管からしみ出す水分量が増えたり、または細胞間質液から血管に戻す量が減ってしまい、細胞間質液が多くなることで起こるものなのです。

身体は水分を維持します

むくみは水分を取りすぎたからと思って、お水をを摂らないようにする人が多いですが、反対に水分不足を感じた身体は水分を維持しようと溜め込んでしまいます。

スポンジが乾燥しないために水分を溜め込んで外に出さない状態です。はたしてこのスポンジの水分はこのまま溜め込んでおくとどうなるのか…想像するとこわいですね。

お水を飲んで流れを良くする

むくまないためには、お水を飲んで流すことも大切です。

水は絶えず補給されないと、澱んで汚くなってしまいます。

川の水が少ないと流れが遅くなり澱んでしまいますよね。悪臭もしたりします。これは川の流れが悪くなったのと同じで体内の水分の流れが悪くなると身体の代謝が悪くなってしまいます。

上のスポンジもそのうち腐ってしまうのが想像できます。

1日に飲む水の量

1日に摂りたい水分の目安は、体重×30mlと言われています。体重50キログラムなら1.5リットルの水分が必要です。

平均的な食事をしていればそこから1000mlの水分を摂取していますので、残りの約500mlを飲料水から摂取するようにしましょう。

人によっては調理方法や量が違うでしょうから500ml~1000mlの間を摂取するといいかもしれません。

いちどに飲む量

水分を摂るときには1度に多くの水を飲んでも吸収できません。
胃が吸収できる1回の水分摂取量は200~250mlなので、コップ一杯程度の水分を1日に6~8回に分けて飲むのをおすすめします。

起床時、就寝前、入浴前後など、1日のうちでタイミングを決めて飲む、1時間毎や少量をこまめに摂るのもいいですね。

でも、私は水分を吸収するのは胃よりも粘膜で吸収した方が直接血液にいくので理想だと思っています。

では、どんな水分が粘膜に吸収されやすいのでしょう。

どんな水分がいいの?

私は水道水でも構わないと思いますが健康に気をつけたいのであれば、浄水器のお水や天然水、ミネラルウォーター、炭酸水などがいいと思います。

分子の細かいお水は口腔、喉の粘膜で吸収されるので胃に貯まらなくていいです。白湯はお水の分子が細かくなるので吸収が早くなります。

お店で売っているお水には軟水、硬水があります。
硬水はミネラルが入っており、そのなかのマグネシウムが便を緩くしてしまうので飲み過ぎには注意してください。

スポーツ飲料などは糖分が入っているので常に飲むのにはおススメしません。

お茶やコーヒーはお水の代わりにはならない

お茶やコーヒー、アルコールなどには利尿作用があります。身体の水分が足りない時にこれらを飲みすぎると、足りない水分がさらに尿として体外に出てしまうことになります。

飲むものの温度は冷たすぎると吸収率が悪くなってしまうので、常温がおすすめです。やはり温かいものを飲みたい時は白湯をおすすめします。

身体の水分の流れをよくする反射区

足の裏には代謝に関係する反射区があります。毎日押して身体の水分の流れを促していきましょう。

①腎臓

②輸尿管

③膀胱

④尿道

⑤肝臓

①〜④は両足 ⑤は右足のみ

足の裏に滑りのよいクリームかオイルを塗って、あぐらになります。

親指の腹を使って、矢印の方向に押したり、滑らせるようにして刺激します。

道具を使ったり、痛すぎると足底筋膜を痛めてしまうのでいた気持ちいい力加減で片足5分くらいを目安におこなってください。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

私のところにくるお客様でも上の反射区が痛いという方は、水分というと毎日コーヒーやお茶をたくさん飲んでいるから大丈夫と思っている方がとても多いです。

1日に飲んでいるお水の量をメモなどで記録してみてください。振り返ってみると思ったより飲んでいないのに気づかれるはずです。

血液は3ヶ月で綺麗になります。美容や健康のために身体の水分の流れを溜め込まないようにしていきましょう。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

フットプラーナ 坂田 ゆうこ