なぜ、足裏からの刺激は伝わるのでしょうか?
フットプラーナのさかた ゆうこです。
足にある反射区は身体の器官と関係があります。
腸の反射区を押すと腸がキュルキュルとなり始めたり。
鼻の反射区を押すと鼻の通りが良くなったり。
なぜ、足をもんだ時の刺激は身体の各器官に伝わるのでしょうか?
今日は反射区と器官の伝わり方についてご紹介したいと思います。
【伝わり方は3つあります】
① 足つぼの理論では、神経を伝わっていくという考え方があります。
まず、足裏を押した時の刺激は、神経により背骨を通っている中枢神経から脳に伝わります。
その後、脳は運動神経や自律神経を通して身体の器官に指令を出す。
足裏の反射区の刺激→感覚神経→脊髄→脳→運動神経→内臓などの各器官と伝わります。
② 2つめは刺激が脳を経由せずに、脊髄を通して身体の器官に直接的に伝わる脊髄反射があります。
この場合は、足裏の反射区の刺激→脊髄神経→内臓などの各器官と伝わります。
③そして、3つめは神経以外の伝達経路として、人体の約60%を占める血液やリンパ液の振動により伝達するという考え方。
足裏の反射区の刺激→血液・リンパ液の振動→内臓などの各器官と伝わります。
ここで①と②については「有線伝導」といいます。神経という電気の線を使うからですね。
「痛い!」という刺激が身の危険を察知して脳に伝える働きです。
刺激により身を守るために副交感神経が優位となり、内臓が活性化するというのですが、この伝わり方だと全ての器官が反射区に関係なく、それなりの影響を同時に受けて活性化するはずです。
つまり、神経は痛みは痛みとしか伝達できず、「胃の反射区を押されて痛いから、胃をリラックスさせなきゃ!」というピンポイントの働きはできないのです。
神経の働きで副交感神経優位になると各器官も一緒にリラックスモードになってもいいということになってしまうのです。
そうなると反射区に関係なく足を揉めばいいって事になってしまいますよね。
なので、①では反射区と各器官がピンポイントでつながっているとは考えにくくなります。
②では、神経が直接器官へ働きかけるのであれば、そこから器官が神経を通して脳にホルモンを出すように指令をし、副交感神経優位になりホルモンがでてリラックスモードになるはずなのですが……
②は、器官から脳への伝達は入っていないのです。
では、③の体液が伝達しているとはどういう事か?
③は体液が刺激により、振動して各器官に伝達するという考えです。これを「無線伝導」といいます。
これは、後でご紹介しますが多くの学説が発表されています。
【水は記憶する?】
では、ここでまた疑問なのですが、反射区がどうやって各器官を反映しているのか?
レメディをやっている方ならご存知ですね。
水には「記憶」があります。もしかしたら体液記憶が、各器官の状態をゾーンによって足裏に現しているのかも知れません。
前回の記事でご紹介したのですが、反射区がある場所というのは足だけではありません。
そして、よく観察すると反射区のある場所はたくさんの水分があります。
足裏や手、耳には手や耳が熱くなるといった体感がある通り、毛細血管がいっぱいあります。
頭には脳脊髄液とたくさんの毛細血管があり、眼球の創りはほとんどが水分、歯は口の中に唾液という水分があります。
このように反射区のある場所には体液が多く集まっているので、体液の記憶が身体の状態を反映しているのかもと考えられます。
そして、私は体液だけではなく、体液を含んでいる「筋膜」も関係しているとも考えています。
なぜなら筋膜の情報伝達は神経よりも早く伝わり、反応も早いからです。
【今世紀最大の発見】
多くの人が水が記憶するなんてありえないと思うかも知れませんが、水の記憶・伝達にについては色々と学説が発表されています。
1988年にフランスのベンベニシト博士が「水が薬の効果を記憶、薬と同じ効果を出す」という論文を発表しています。
また、米国のウェインストック博士はMRA(共鳴磁場分析器)を発明、人間のそれぞれの器官の細胞の共鳴パターンを特定しています。
無線伝導のメカニズムについては、台湾のツォンチェ博士が、1990年に「体液振動による伝達」という学説を発表。
反射区の刺激によって体液の振動が起こり、その振動が各器官の固有の周波数に同調して伝達するという学説です。
1994年に、江本氏による「水からの伝言」がら出版されます。
水は「愛 ・感謝」という言葉を記憶させると最も美しい結晶になるという写真集です。とても綺麗な写真ばかりです。
また、2006年にノーベル生理学・医学賞を受賞したモンタニエ博士が、エイズウイルスの感染に関係する短い配列の遺伝子DNAの作用によって創られた特有の構造の液晶水がエイズ感染を助長する電磁波を発信するという驚くべき発見について発表。
2013年第8回「水の物理学、化学、生物学会議」では、ワシントン大学のジェラルド・ポラック教授が「第四の水の相」を発表しています。
これは「水が記憶媒体」であることを裏付ける証明となる学説として、「今世紀最大の科学的発見」ともいわれています。
これについて私は、水の研究をしているある教授に直接訊ねたのですが、血液もリンパ液も同じ働きをするそうです。すごいですね。
このように色々な水に関する学説があるので、私は反射区と器官の関係は③がメインだと思っています。
まだまだ詳しい仕組みは解明されていませんが、本当に反射区と器官の関係は不思議がいっぱい詰まっていますね。
今日はちょっと長くなってしまったので、ここで終わりにします。最後までお読み頂きありがとうございました(^^)
【まとめ】
・刺激が身体の各器官に伝わり方は3つある
1.背骨を通っている中枢神経から脳に伝わる
2.脊髄を通して身体の器官に直接的に伝わる
3.血液やリンパ液の振動により伝わる
・水は記憶する
・筋膜の情報伝達は神経よりも早く伝わる
参考文献・サイト
EBnursing vol.4 No3 2004
水からの伝言 (世界初水の氷結結晶写真集) https://www.amazon.co.jp/dp/4939098001/ref=cm_sw_r_cp_api_5IJXzb4ECTBE2